ぬぶしの玉とは、琉球の言葉で「宝の玉」という意味で、龍のもっている火焔宝珠のことだと言われています。
その宝珠は、意のままに願いを叶える不思議な力があると考えられ、首里城正殿をはじめ、琉球王国の最高神女である聞得大君きこえおおきみのかんざしや爬龍ハーリー船、位牌などに神聖なものとして描かれ、受け継がれてきました。
ぬぶし玉は、古の時代より今も、人々が祈り守ってきた想いを形にした琉球の祈りの玉です。